2012年3月9日金曜日

絶海の孤島、イースター島。モアイ像の謎。



絶海の孤島



イースター島。




イースター島は小さい島だ。



全周約60㎞。





チリから約4000キロ離れた、絶海の孤島が世界的に有名になったのはもちろん


モアイ像。


いったい、だれが何のためにつくったのか?
なぜ、ここの島にしかないのか?






イースター島は一カ所に集中した村を起点に、大きく分けて3つの観光ポイントがある。

レンタカーを借りれば2日で周れる距離だ。



僕は自転車で3日かけて、ゆっくり島を周ることにした。





まず最初のエリア。


南国の風に揺られながら自転車で爆走していくと


早くも海辺に倒された大きな石像が何体も見つかる。





島内には約1000体のモアイ像があるけど、昔、西洋人が初めてこの地に着いた時はほとんどのモアイ像が倒されていたらしい。


なぜか?



どうやら、モアイ像を信仰している部族とそうでない部族との間での対立が頻繁に起こったらしく、後者が島の実権を握るとすぐ



モアイ像はなぎ倒しにされたようだ。



では一体、どうやってモアイ像は作られたのか?









しばらく自転車で行くと、数多くのモアイ像があるのが遠くから見える。



ここは、国立公園の、ラノ・ララク。



いわゆる、モアイが作られた場所だ。



そして、受付で見せてもらったこれらの石。



左側の石を使って、右側の石塊を削ってモアイが作られ



こんな感じで、数十人が一緒になって、約1年かけて出来上がる。。





ここには


この大きな湖を見据えるかのように





こうして




モアイ像がそびえたつ。

予想以上にでっかい!



世界遺産だから、もしモアイを壊したら



禁固5年らしい。



このモアイ製産工場にはこうして



首だけのもの、胴体だけのものや




後ろから倒されたものまで










数多くのモアイ像がある。


やばい。






本物のモアイ像だ・・!



中には


膝があるモアイまで。


そもそも



なんでこのモアイ像が作られたのかは、まだはっきりと解明されておらず、島の人々の祭りのために作られた、っていう説が有力らしい。




ともかく、この製産工場で作った巨大石像を人々は特殊な方法で島の各地に運んだみたい。




自転車でまたさらに進むと






まるでこの一体のモアイが守り神のように、奥のほうに





15体のモアイ像が立ち並ぶ。

す、すごすぎる。。。


最初は倒されてたけど、民間企業に勤める日本人の方々のご尽力で建てられたらしい。



右から二番目が超イケメン!


僕はじっと



座ってみていたものの、ここはボクサー。



あまりの迫力の凄さにいても立ってもいられなくなり、記念に一発



華麗な右ストレートを。





イースター島には他にも





頭に石が乗ったモアイもいる。

ますます、謎が深まる・・。



2つ目のエリアは



山の中を




トレッキングしていくと



こんなでっかい火口にたくさんの葦がある!


イースター島は、島自体が火山の噴火できた火山島らしい。



山の上をさらに登って行くと



奥の方にさらに小さな島が見える。


これは、鳥人儀礼。

と言って、あの島に鳥が産んだ卵を人々が競って泳いで取りに行き、卵を持って返る儀式らしい。



ただ、サメがうようよいて死者も多数でたとか、命がけの儀式だ。



最後のエリアには、今度は



7体のモアイが並ぶところや



  島で唯一、目玉がついたモアイも見かけ、その横には




 頭が削られたモアイも。



マチュピチュを見たときもそうだったけど、ずっとずっと自分の目で見たかったものを目の前にすると、なんだか言葉が出なかった。




今の時代、インターネットで写真や動画も見れて旅した気分になれるけど、五感をフルに使って足を運んで見に行くと、感じることもたくさんあった。






モアイ像の歴史については勉強不足だったけど、ここも、観光地なんだけど、このまま観光地化が進んでほしくないな、と思ってしまった。






ただ、そんなイースター島の美しさを引き立ててるのは、もしかしたら




島のひとたちの



 あたたかいおもてなしに裏付けされた





明るい笑顔だったのかも。






島を発つ前日。








そんな島を離れると思うと



夕陽を見て、なんだかちょっぴり寂しくなった。



宿で一緒になった


りょうさんとも別れ


数日間ずっとお世話になって、深い話をして頂いた宿主の



 川口さんとも別れ、次は14カ国目。






 ありがとう、イースター島。


いつか必ず、家族含め、両親を連れてこよう。


いざ、アメリカへ!!




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